【事例紹介】企業理念やカルチャーに合う広告営業を採用した事例

上場企業、人気の業界、未経験から高収入を実現できるなどの好条件がそろっている求人では、応募数に困ることはまずありません。

しかし、応募数だけが膨れ上がり「自社に馴染みそうな人材からの応募がない」という悩みを抱えてしまうケースもあります。

今回は、そんなお悩みを抱えた企業において、ピッタリの人材を採用した事例をご紹介します。

業界・企業情報

事業内容

インクジェットプリントの分野において、国内トップクラスの実績を持つ印刷・広告会社。

世界的企業や国際イベントのポスター印刷や、デジタルサイネージを手掛けている。

企業規模

従業員:200名程度。

大都市をメインに、全国6拠点を展開するスタンダード上場企業

採用条件

求める人物像

28歳~35歳程度。

ベストは営業経験者だが、接客経験がありコミュニケーション能力が高い方も歓迎

また、最も重視するのは「個人主義ではなく、チーム主義」という理念に共感してくれる人材であること。立派な経歴であっても「自分さえよければいい」という考えの方は一次面接で脱落してしまうとのこと。

給与および待遇

月給26万~35万円+各種手当+賞与年2回。

想定年収は360万円~500万円。

休日休暇

年間休日120日、土日祝休み。

月残業平均は20~30時間程度。

ただし定期的なノー残業デーを推奨している。

採用希望人数

2名

課題感

「利他の精神」があることが必須条件

「チームで成果を最大化する」という会社の理念があり、これに共感してくれる方でないと採用は難しいとのこと。

個人主義の人や、「自分さえよければいい」という考え方の人は、入社してもすぐ辞めてしまうため、時に自分を犠牲にしても業務が円滑に進むようにサポートしてくれる人材を狙っていく必要がある。

逆に言えば、面接ではこのマインド以外は重視しないとのこと。

積極性や臨機応変さが求められる

変化の激しい企業のため、朝決まった方針が夕方から転換されることもあるとのこと。

コミュニケーションを取りながら、状況に合わせて柔軟に対応していく姿勢が必要。

アピールポイント設計

チームで成果を最大化する営業スタイル

広告業界には珍しく、数名のチーム制でクライアント対応を進める「チーム営業」を採用しているため、そのメリットを全面に打ち出しました。

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「○○さんが不在だから、代わりにやっておこう」

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「この間、こんな提案をしたら喜ばれたよ」

など、実際にメンバー同士で協力し合ったり、情報を共有するシーンをセリフ調で記載することで、チーム営業の良さを訴求しました。

困っている人は見捨てない社風

「利他の精神」を大切にしている会社だからこそ、会社に入社したばかりの新人のことも見捨てず手厚くフォローする体制であることを記載。

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「ただし、周囲に困っている人がいたらあなたも助けてあげてくださいね!」

と併記することで、「お互い様」という気持ちで助け合えるマインドの人に訴求しました。

1人で抱え込まなくていい安心感

営業ノルマは個人ではなくチーム単位で課せられるため、「一人で孤独に数字追う」ということがないことをご紹介。

営業未経験の人にも安心感を持ってもらい、応募ハードルを下げました。

1人ではできない大型案件にもチャレンジできる

世界的な企業とも取引をしている実績に触れ、「1人では対応しきれないような一大プロジェクトも、チームで対応していける」というメリットに触れました。

未経験者だけでなく、もっと大きな仕事にチャレンジしたい経験者への訴求も忘れずに行いました。

採用成果

PV数(ユニークユーザー)

680人

応募数

113人

採用数

2名(100%充足!)

まとめ

今回取り上げた企業は、上場企業、業界トップクラスの実績、お休みや給与などの高待遇など、求職者にとってのメリットはたくさんありました。しかし、好条件ゆえに「自分さえ良ければそれでいい」という人材からの応募も多く、採用に苦慮していたという背景があります。

会社の実績などのアピールは最低限に留め、あえて「チーム営業」という他社との違いをピックアップすることで、「皆で協力しながら仕事を進めたい」という人材からの応募を射止めることができました。

アピールすべき魅力が多い場合は、まず求める人材の志向をピックアップし、訴求するポイントの比率を考えることが大切です。この事例で言えば「チーム営業の良さ」という訴求を一貫させることで、掲載効果を最大化させることができるでしょう。

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