【事例紹介】バックオフィスを1人で回す20代女性事務を採用した事例

求職者からの転職先として根強い人気を誇る「事務職」。人気職種のため、PVや応募は集まるものの、ターゲットとなる年代やスキルを持った人材とのマッチングが図れなかったというケースもあります。

今回は一般事務や営業事務として、20代の若手女性を新たに迎えたいというニーズを元に求人制作を行った事例をご紹介します。

業界・企業情報

事業内容

独自技術を活用した美容関連品メーカー。
自社ブランド製品の製造の他、OEM・ODMなども請け負っている。

企業規模

従業員:30名以下
都心を含め全国に支社を展開(5拠点以下)。

採用条件

求める人物像

20代女性、一定以上のExcelスキルが必要
事務経験・業界経験は不問。

数値管理やデータ集計に強く、かつ営業サポートに長けたコミュニケーション能力の高い若手がほしい。また会社規模が小さく、社内もまだまだ少数精鋭体制のため、事務の枠組みにとらわれることなく会社づくりに対して積極的な提案がほしい。

給与および待遇

月給22万円台~30万円台前半、想定年収320万前後。

休日休暇

年間休日120日、土日祝休み。残業ほぼなし。
有給消化率はそこまで高くない。

採用希望人数

1名

課題感

一人しかいないポジション

前任者が抜けてしまうため、入社後は該当ポジション唯一の人材となってしまう。引継ぎ期間も短く、また引継ぎ後は一人で回していく必要がある。

自社ならではの業務ルールがある

入社後に専門的なスキルは必要としないが、毎月の業務ルーティーンが決まっているため、決まった業務を決まった時期に確実にこなさなければならない。

コミュニケーション能力が必要

売上や実績、請求書といった社内の数字に関わる業務が多いため、データ処理や数値管理をしっかりできる人でなければ難しい。また時と場合に応じて、データ収集は社内の各営業などから吸い上げる必要がある。

アピールポイント設計

一人だからこそ経営陣からも頼られる

バックオフィスをたった一人で回していくポジションだからこそ、直属の上司は役員や経営者などの上層部。さらに経営に関わる数値管理も行うため、経営陣から直々に依頼される機会も豊富でした。
そのため今回は「一人」であることをあえてメリットとして捉えることで、経営陣から期待され、求められる・頼られる人材として成長できる点を魅力として打ち出しました。

社内とのコミュニケーション例をセリフで表現

事務として、営業サポート時に社内で交わすだろう会話例や関わり方をセリフ例として記載することで、実際に働くときのイメージを想起させるようにしました。

https://fort-lee.jp/media/wp-content/themes/rebirth_free001/img/common/no_avatar.png

営業「今どれくらい実績出せてるか教えて!」

https://fort-lee.jp/media/wp-content/themes/rebirth_free001/img/common/no_avatar.png

「わかりました!」(数値データをチェック!)

成長意欲を「どう」支援するのかをアピール

入社後に、バックオフィスを支える唯一のポジションを担う人材として成長してもらうためには、会社にどのような成長支援体制があるのかを打ち出す必要があると考えました。そこで、教育や研修制度に関する体制・期間や、資格取得を含むスキルアップをどのように支援および還元しているのか、具体的な内容を記載しました。

顔が見える安心感

少数精鋭だからこそ、営業事務としてサポートを行う相手の数も限られています。社内の仲間の顔が想像できるよう、支援する相手は何人で、どのような年齢構成で、どのような性格の人がいるのかなど、ディティールを細かく描写しました。

採用成果

PV数(ユニークユーザー)

1,238人

応募数

159人

採用数

1名(充足率100%)

まとめ

今回、休日休暇や待遇といった条件面は職種平均以上でした。条件が恵まれていると、つい条件面だけの打ち出しになり、結果的に競合他社と似通った内容になりがちです。だからこそ、今回の会社・募集ならではの特色をどう出すかが重要です。

今回の事務募集は、取材でヒアリングを進めるうちに、同じポジションを担う人材がいない責任の大きなポジションであることがわかりました。データ収集や処理といった実務自体はもちろんのこと、バックオフィスを背負う人材として、社内から「頼られる」存在への成長が必要であると感じたため、今回のような打ち出しをご提案した次第です。

働きやすい職場環境が整っているという条件面だけの打ち出しだけでなく、どのようなスキルや関わり方が求められるかを実例を踏まえながら詳細にわたって想像させることで、応募ギャップをなくしましょう。

関連記事

TOP