01. 当時の状況と課題

Client Profile

企業名
株式会社I社 様(仮称)
運営店舗
京都市内 食品スーパー
所在地
京都府京都市
事業内容
スーパーマーケット運営

京都市内を中心に地域密着型のスーパーマーケットを展開するI社様。 社長自ら1頭買いするA5ランク和牛や、こだわりの食材が自慢の優良企業ですが、 欠員補充のために大手求人媒体で掲載を行った際、思わぬ壁にぶつかりました。

I社様 担当者

「前回、他媒体で募集を出したんですが、応募が全くなくて…。正直、焦っていました。 今回はどうしても精肉部門を強化したいので、なんとか『精肉担当』を採用したいんです。お肉に詳しい経験者が来てくれれば一番なんですが…」

当社

フォートリー担当者

(精肉経験者に絞ると、ターゲットが狭すぎてまた応募ゼロになるリスクが高い…。 かといって「スーパーの店員」として広く募集しても、大手チェーンの条件には勝てない…。)

「社長、あえて『精肉担当』という打ち出しはやめませんか? もっと御社の『お店としての面白さ』に振り切って、カルディさんのような『食のセレクトショップ』として打ち出しましょう」

先方の要望はあくまで「精肉担当」でしたが、そのまま募集しても競合に埋もれてしまうのは明白でした。 そこで私たちは、先方の要望を一度丁寧に突っぱね、「職種ではなく、お店の『魅力』で人を集める」という戦略への転換を提案しました。

02. フォートリーの解決策

採用ターゲットを「食に関心がある人」「面白い売り場作りがしたい人」に再設定し、dodaでの掲載を決定。 しかし、ただ媒体を変えるだけでは意味がありません。私たちは徹底的な取材を行い、原稿の中に「I社様ならではのエピソード」を散りばめることにしました。

施策① 徹底取材で「面白エピソード」を発掘

社員の方々へのヒアリングで重視したのは、業務内容ではなく「このお店のどこが面白いか」です。 すると、大手スーパーではありえないようなエピソードが次々と出てきました。

  • 常連さんが、ある農家の美味しいお米を入荷待ちするために、他のお米を買わずに数ヶ月間パックご飯で過ごしていた話。
  • メーカーさんが持ってきた試食の冷凍ピザがあまりに美味しく、その場でスタッフ全会一致で「これ、販売ラインナップに入れよう!」と即採用が決まった話。
  • 社員が旅行先で食べたグルメに感動し、「これ美味しいからウチのお惣菜メニューに採用してよ!」と提案して実際に商品化された話。
  • 「失敗したら、そん時考えよう」という社風で、現場のアイデアが即採用される環境。

※実際には15個ほどのエピソードを集め、そこから特に魅力的なものを厳選して原稿に盛り込みました。

施策② 「カルディ」のようなワクワク感を演出

集めたエピソードを元に、原稿のコンセプトを設計。「スーパーのスタッフ」というよりは、「食のセレクトショップのプランナー」のような見え方を意識しました。

実際の原稿キャッチコピー

この棚、ぜーんぶ「僕が・私が好きなもの」。
商品発掘からレシピ考案まで、何でもできちゃいます。

▲ 実際のdoda原稿より。品出し作業ではなく「自分の好きなものを並べる」というクリエイティブな側面を強調しました。

施策③ 職種の枠を超えた「総合採用」へ

当初の要望だった「精肉担当」という枠をあえて外し、「こだわり満載の『食』の企画販売・調理スタッフ」という職種名に変更。 間口を広げつつ、選考の中で適性を見て配属を決めるスタイル(今回の場合は精肉、青果、デリカなど)にすることで、応募ハードルを下げつつミスマッチを防ぐ設計にしました。

Before / After

【Before】以前の打ち出し

スーパーマーケット店舗スタッフ

精肉・レジ打ち・品出し業務

経験者優遇

(普通のスーパーと差別化できず…)

条件比較で負けてしまい応募ゼロ

【After】今回の打ち出し

食のセレクトショップ
企画販売スタッフ

「この棚、全部私の好きなもの」
商品発掘からレシピ考案まで

「面白そう!」で人が集まる

03. 導入後の変化

採用成果

前回(他媒体)

応募 0名

今回(doda)

応募

7名

採用

1名

欠員補充という緊急度の高い案件でしたが、無事に採用成功。
数あるスーパーの中から「ここなら面白そう」「チャレンジできそう」と お店のコンセプトに共感した人材を獲得することができました。

担当者の声

正直、最初は「精肉担当」と書かなくて大丈夫かな?と不安もありました(笑)。 でも、結果として素敵な方が採用できて本当に良かったです。

原稿を作る際、社員からあんなに面白いエピソードが出てくるとは思わず、自社の魅力の再発見にもなりました。 「普通のスーパーじゃない」という打ち出しが、求職者の方にしっかり届いたんだと思います。

担当コンサルタント

担当コンサルタントより

「条件」で勝てないなら、「魅力」で勝負する。

「スーパーの店員募集」は競合が多く、条件面での比較になりがちです。 しかしI社様には、「現場の裁量の大きさ」や「食への異常なまでのこだわり」という他社にない強力な武器がありました。 今回はあえて職種を絞らず、その「カルチャー」を前面に出したことで、条件検索では出会えなかった層に響いたのだと思います。

「ウチの業界は人が来ない…」と諦める前に。

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