01. 当時の状況と課題
Client Profile
- 企業名
- 株式会社K 様(仮称)
- 事業内容
- 技術者派遣、受託開発設計など
- 募集職種
- 技術系総合職(モノづくりエンジニア)
株式会社K様は、大手メーカーのモノづくり現場へエンジニアを派遣している技術者派遣会社です。 ターゲットは、独学や学校で言語やCADを学んだ経験がある「実務未経験の20代」。 自社の研修センターやオーダーメイド研修など、教育体制には絶対の自信を持っていました。
株式会社K様 採用担当
「ウチの強みはやっぱり研修です。自社施設もありますし、未経験からしっかり育て上げるノウハウがあります。 だから求人でもそこをアピールしているんですが…」
採用コンサルタント 吉野
確かに素晴らしい研修環境ですね。でも…他社の原稿を見渡しても「研修充実!」「未経験歓迎!」の文字ばかり。 これだけだと、求職者の方から見たら「よくある派遣会社の一つ」にしか見えなさそう…。 研修以外で、もっと心に刺さる強烈な「何か」はないでしょうか…?
完全未経験向けなら「研修充実」は強い武器になります。しかし、今回のターゲットは「少し勉強してきた層」。 彼らににとって研修はあって当たり前。それ以上に「その先どうなれるのか」という未来が見えにくいことが、物足りなさの原因でした。
02. フォートリーの解決策
他社原稿や採用サイトを読み漁っていた採用コンサルタントの吉野は、ある「先輩社員紹介」ページに目が留まりました。 そこには、採用の常識を覆すようなエピソードが書かれていたのです。
施策① 「引き抜き」をお祝いする会社
見つけたのは、新卒で入社し、研修を経て「日本最大級の製鉄グループ会社」へ配属された女性のエピソードでした。
▼ 発見したエピソードの要約
でも、育ててくれた株式会社Kに恩があるし、裏切ることになるんじゃ…と悩んで営業さんに相談したんです。
「行ってきな!こんなチャンスもうないから!」
って背中を押してくれたんです(笑)
通常の派遣会社であれば、手塩にかけて育てたエンジニアを他社に取られるのは「損失」です。「いくらかかったと思ってるんだ!」と引き止めるのが普通でしょう。
しかし株式会社K様は違いました。「おめでとう!新しい会社でも頑張れ!」と送り出し、しかもその実績を自社サイトに堂々と載せていたのです。
施策② コンセプト:卒業しても好きな会社
詳しく聞けば、製鉄グループ会社様だけでなく、世界的総合電機メーカー様などの超大手へ正社員として転籍(卒業)するケースは珍しくないとのこと。
私たちはこれを最大の武器と捉え、「大手メーカーで正社員になれる(かも)」「それを応援してくれる懐の広い会社」というコンセプトを立案しました。
打ち出しの転換
Before:よくある派遣会社
「ウチの研修はすごいぞ!ずっとウチで働いてくれ!」(囲い込み)
After:株式会社K
「ウチを踏み台にして、大手に行ってもいいよ!全力で応援する!」(背中を押す)
施策③ スマホで読ませる「チャット風」デザイン
このエピソードをターゲットである20代に届けるため、堅苦しい文章ではなく、スマホで読みやすい「チャットアプリ形式」のインタビュー記事をご提案。 デザインの制約(奇抜なデザインNG、写真NG)がありましたが、イラスト素材を駆使し、フキダシ1つあたり100文字以下を厳守することで、直感的に「いい会社だな」と伝わる構成に仕上げました。
Before / After
充実の研修制度あり
自社研修センター完備
オーダーメイド研修で成長支援
(「良い環境」だが、他社も同じことを言っている)
競合に埋もれてしまい反応薄
大手メーカー正社員への
「卒業」を応援
「こんなチャンスもうないから行ってきな!」
営業担当が背中を押した実話
「この会社なら!」と信頼獲得
03. 導入後の変化
採用成果
ページビュー
471PV
応募数
44名
応募CVR
9.34%
同業種の平均応募CVRが約1.92%と言われる中、驚異の9.34%を記録。
「卒業」というキーワードが、将来のキャリアに不安を持つターゲット層に強く刺さり、
「ここなら安心してキャリアを預けられる」という信頼につながりました。
結果を受けて
最初は「卒業OKなんて言っていいの?」という懸念もありましたが、結果を見て納得しました。 有効応募もしっかり来ており、面接も順調に進んでいます。
リピートでの掲載も決定しました。「自社の本当の強み」は、自分たちではなかなか気づけないものですね。
担当コンサルタント:吉野 早紀
地道な下調べが、隠れた「宝」を見つける。
「研修」というありきたりな強みの裏に、「卒業生を応援する」という素晴らしい企業文化が隠れていました。 どんなに良い会社でも、伝え方を間違えれば求職者の方には届きません。 今回は「温度感」や「読みやすさ」に徹底的にこだわり、その魅力を余すことなく翻訳できたかな、と思います。
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