01. 当時の状況と課題

Client Profile

企業名
株式会社M社 様(仮称)
事業内容
製造エンジニアリング業
募集職種
施工管理(管工事)
所在地
東京都江東区

創業100周年を迎える老舗の産業用機械メーカー、M社様。 産業用冷凍機においては世界シェアNo.1を誇る超優良企業ですが、一般知名度が低いことが悩みでした。 前回、別の求人媒体で募集をかけた際の応募数はわずか4件。「条件は良いはずなのになぜ?」と、担当者様も頭を抱えていました。

採用コンサルタント

採用コンサルタント 吉野

「前回の募集はかなり苦戦されたようですね…。前回は『仕事のカッコよさ』を押し出していたようですが、今回はターゲットを変えずに『働きやすさ』で訴求してみましょうか? 他媒体では『未経験歓迎』で出されているようなので、ハードルを下げて間口を広げるのも手ですが…」

M社様 採用担当

「いえ、実は今回欲しいのは『1級管工事施工管理技士』の資格を持っている方だけなんです。 現場代理人として動いてもらいたいので、その資格がないと話にならなくて。それ以外の方はいりません」

(ええええええ!!!!)

まさかの展開でした。「応募が来ない」と悩んでいる状況で、さらにターゲットを「1級資格保持者(=転職市場でも希少価値が高い層)」に絞るというのです。 普通に考えれば、さらに応募が減ることは目に見えています。しかし、M社様の詳細をヒアリングしていく中で、私たちは「ある勝機」を見つけました。

02. フォートリーの解決策

M社様は、定着率95%を誇る「まごうことなきホワイト企業」。実は中途採用を始めたのもここ2年ほどの話でした。 「世界シェアNo.1」「競合がいない規模の巨大プロジェクト(例:大手ビール工場の温度管理など)」「リプレイスだけでなく新規設置が5割」など、知れば知るほど魅力的な事実が出てきたのです。

施策① ターゲットのペルソナを徹底的に具体化

私たちはターゲットを「小さな施工管理会社で働く40~50代」に設定しました。 「社長が高齢で、自分の定年まで会社が持つか不安」「周りの先輩も転職し始めている」といった焦りを感じている層です。 彼らが求めているのは、キラキラしたカッコよさではなく、「定年まで安心して働ける安定性」「最後の転職先としての規模感」だと仮説を立てました。

▼ 設定したペルソナ(40〜50代男性)の脳内

現状の不安

  • 「社長も60代後半…俺が定年するまで会社持つかな?」
  • 「先輩が最近転職活動してるみたいだ…自分も動くべき?」
  • 「今の現場も楽しいけど、将来が漠然と不安だ…」

求めているもの

  • 「定年まで安心して勤め上げられる安定性が欲しい!」
  • 「どうせなら、最後にデカい仕事でキャリアを飾りたい!」
  • 「派手さは要らない。堅実な会社がいい」

施策② 「隠れた優良企業」×「今だけのチャンス」

「M社?知らないな」と思われることを逆手に取り、「なぜ今まで知られていなかったのか?=離職率が低く、中途採用をしてこなかったから」というロジックを展開。 「今まで募集していなかったホワイト企業が、今だけ門戸を開いている」というプレミアム感と緊急性を演出しました。

施策③ 「出戻り社員」のエピソードで証明

口だけで「いい会社」と言っても信じてもらえません。 そこで、一度M社を辞めて他社を見たものの、「やっぱりM社が良い」と戻ってきた「出戻り社員」の方にインタビューを実施。 他社を知る経験者だからこそ語れるリアルな比較エピソードを盛り込み、「他の会社より絶対にいい会社だ」というメッセージを強烈に、かつ客観的に伝えました。

Before / After

【Before】前回の打ち出し

施工管理スタッフ募集

仕事の「カッコよさ」を訴求

ターゲット:広く浅く

(大手ゼネコン等の競合に埋もれる)

条件は良いのに応募4件のみ

【After】今回の打ち出し
doda掲載原稿イメージ

「ここなら定年まで働ける」と確信

03. 導入後の変化

採用成果

前回(他媒体)

応募 4名

今回

応募

78

CVR

3.82%

業種平均CVRが約1.38%のところ、3.82%という驚異的な数値を記録。 「1級管工事施工管理技士」という厳しい条件を課したにも関わらず、前回(4件)から約20倍となる78名もの応募を獲得しました。 ターゲットであるベテラン層に、「安定性」と「希少性」が深く刺さった結果と言えます。

結果を受けて

条件を厳しくしたのに、これほど応募が来るとは驚きです。 最終面接まで進んだ方も複数名出て、内定も出すことができました。(※今回は残念ながら辞退となりましたが、質の高い母集団形成ができたことに大変満足しています)

「助かりました!」の一言に尽きます。ぜひまた同じ内容で掲載をお願いしたいと考えています。

採用コンサルタント

採用コンサルタント:吉野 早紀

「知られていない」は、最大の武器になる。

知名度がないことを嘆くのではなく、「知られていない隠れた優良企業」として打ち出したことが勝因でした。 特にベテラン層は、表面的な華やかさよりも「実質的な安定」や「定着率」といった事実を重視します。 ターゲットの心理を深く読み解き、そこに企業のファクトをぶつけることで、高いハードルも飛び越えることができました。

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