01. 当時の状況と課題
Client Profile
- 企業名
- 株式会社P社 様(仮称)
- 事業内容
- 段ボール・ポリエチレン製品等の製造・販売
- 募集職種
- ルート配送ドライバー
- 従業員数
- 250名以下
関東に拠点を構える包装資材メーカーのP社様。 ドライバーの若返りを図るため、新たなルート配送ドライバーの募集を検討されていました。 しかし、その採用条件は非常に高いハードルがありました。
P社様 採用担当
「今いるドライバーは40~50代が中心。今回は組織の若返りのために、30代以下の若手が欲しいんです。 ただし、扱う車種の関係で準中型免許(MT)が必須で、即戦力のドライバー経験者限定です」
担当コンサルタント:関口
「ドライバーの有効求人倍率は全職種平均の約2倍。ただでさえ採用難易度が高い職種です。 さらに『30代以下』のドライバー人口は全体の2割程度。そこから『経験者かつMT免許保持者』となると、ターゲットは極めて少なくなりますね…」
しかも、業務には「荷物の手降ろし」が含まれており、体力的な負担も理解してもらう必要がありました。 通常の条件提示だけでは、大手配送会社や好条件の求人に競り負けてしまうのは明白でした。
02. フォートリーの解決策
私たちはターゲットを「大手配送会社の現役ドライバー」に絞り込み、彼らが抱える「将来への不安」や「現状の不満」を解消するメッセージを原稿に盛り込みました。
施策① 「仕事がなくならない」という究極の安心感
ドライバー業界で囁かれる「自動運転技術の発達による失業不安」を逆手に取りました。 「指定された場所に人の手で降ろさなければならない荷物だからこそ、ずっとあなたにお任せする」と明記。 さらに、数百社との取引があるメーカー直属の配送部門であることをアピールし、「仕事がなくならない安定性」を強く訴求しました。
施策② 「荷主=自社」だからこそのホワイト環境
大手配送会社でありがちな「無理な配車」や「再配達のストレス」がないことを強調。 「自社製品を運ぶ=荷主は味方」というロジックを展開し、 「配送ルートも指示してくれる事務員さんがいる」「道路状況が悪ければ会社が顧客に連絡してくれる」といったサポート体制を具体的に描写しました。
孤独にさせないチーム体制
ドライバーが一人で悩まないよう、運行管理や事務スタッフとの連携風景をイメージさせるビジュアルを配置。
「何かあっても会社が守ってくれる」というホワイトな環境を直感的に伝え、応募への心理的ハードルを下げました。
施策③ 「休み」と「飽きない工夫」で差別化
法人相手の仕事であるため、「土日祝はほぼ休み(年数回の土曜出勤のみ)」というメリットを最大化。 残業も月3時間程度と少ないため、「平日は17時に終わってサッカースタジアムへ直行!」といった具体的なアフター5の過ごし方を提示しました。 また、ルート配送のデメリットである「飽き」に対しても、「複数人でルートを持ち回りするから毎日違う景色が見れる」とポジティブに変換しました。
Before / After
配送ドライバー募集
月給24.5万円~
要普通免許(MT)、経験者優遇
(条件だけの羅列では魅力が伝わらない)
競合他社に埋もれてしまう
ずっと運転を続けたいあなたへ
AIにはできない仕事です。
「手積み手降ろし」だからこそ、
あなたの仕事はなくなりません。
メーカー直属の安定基盤で、
大好きな運転を定年まで。
将来の不安を払拭し応募へ
03. 導入後の変化
採用成果
従来の平均
採用難航
今回
応募
53名
採用
1名
非常に狭き門であるターゲット層に対し、なんと53名もの応募を獲得。
多くの応募者の中から、条件に合致し、人柄も素晴らしい理想的な方を1名採用することに成功しました。
充足率100%という、これ以上ない結果となりました。
結果を受けて
「30代以下×経験者」なんて正直無理だと思っていましたが、こんなに応募が来るとは驚きです。 特に「ずっとドライバーを続けられる」というメッセージが、経験者の心に響いたようです。
手積み手降ろしのキツさも事前に伝わっていたため、面接でのミスマッチも少なく、スムーズに採用が決まりました。
担当コンサルタント:関口
「条件」の裏にある「感情」を動かす。
「収入を上げたい」「休みが欲しい」という表面的なニーズだけでなく、「大好きな運転をずっと続けたい」というドライバー特有の深層心理にアプローチできたことが勝因です。 AI時代への不安という社会背景も捉え、「この会社なら安心だ」と思わせるストーリーを描けたことが、多くの経験者を振り向かせる鍵となりました。
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