01. 当時の状況と課題
Client Profile
- 企業名
- 株式会社T工務店 様(仮称)
- 事業内容
- 注文住宅の設計・施工(地元密着型)
- 所在地
- 関東エリア
- 従業員数
- 30〜100名規模
地元密着型の注文住宅を手がけるT工務店様は、代表が強いビジョンと哲学を持ち、地域で着実に実績を積み重ねてきた会社です。そんなT工務店様が抱えていた課題、それは「マネージャー候補となる右腕人材」がどうしても採用できないという問題でした。
T社代表
「人材紹介会社に頼んでも、キャリアアップ目的の方や希望年収が合わない方ばかりご紹介いただいて。求人広告を出しても、なかなかイメージと合う方が来てくれなくて…。会社のビジョンに共感してくれる人を探したいのに、その方法がわからないんです。費用もずいぶんかけてきたんですが。」
担当コンサルタント:関口
「お話を伺って、とても共感できました。媒体や紹介会社は、どうしても『スキルと条件』でマッチングする仕組みになっています。でも社長が求めているのは、そういう方ではないですよね。伝える場所と伝え方を、根本から変えてみましょう。社長自身の言葉が、実は一番の求人原稿になると思っています。」
従来の採用チャネル(求人広告・人材紹介)が「スキルや条件」で人を集めるのに対し、T社長が本当に求めていたのは「条件より、想いに共鳴してくれる人」でした。この根本的なミスマッチが、採用活動の行き詰まりの原因でした。
従来手法の限界
- 年齢・スキル条件が合わない応募者ばかり来る
- 希望年収が高すぎて採用コストが合わない
- 会社のビジョン・想いに共感する層にリーチできない
02. フォートリーの解決策
ヒアリングを重ねる中で、関口はT社長が並々ならぬビジョンと想いを持っていることに気づきました。しかしそれが、社外にはほとんど発信されていなかったのです。「それこそが最大の資産です」と関口は伝えました。
戦略のポイント:「条件で探す」から「共感で集める」へ
スキルや年収で候補者を振るい落とす従来手法を一度おいて、「ビジョンへの共感」をフックにした採用へ切り替えることを提案しました。そのための手段として選んだのが、若い感度の高い層に届くSNS(Threads)での継続発信です。
ご提案内容
「求人票でスペックを書くより先に、代表のリアルな想いとビジョンを、Threadsで継続発信しましょう。共感した人が自らコンタクトしてくる仕組みを作れば、ミスマッチのない採用が実現します。」
具体的な施策:Threads採用プロジェクト
代表の「想い・ビジョン」の言語化
取材を重ね、T社長が大切にする家づくりの哲学・会社の目指す姿・右腕に期待することを徹底的に言語化。Threads投稿のコンテンツ設計を関口が担当しました。
Threadsアカウントの戦略的運用開始
今まで表に出してこなかった代表の本音—仕事への情熱、社員との日々、これからのビジョン—を継続的に発信。建築・住宅業界の若手層に刺さるコンテンツを意識しました。
採用ターゲットを自然な形で発信
「こんな人と働きたい」というメッセージをThreadsで自然に伝えました。スペック要件より「こんな未来を一緒に作りたい」というビジョンを前面に出しました。
実際のThreads投稿イメージ
以下は、T社長が実際に発信した内容をイメージしたものです。代表の穏やかな語り口と誠実な想いが、共鳴する読み手の心に届きました。
T工務店 代表
@t_koumuten · 2日前
今日、現場で25年目の大工さんが若い子に丁寧に声をかけているのをたまたま見かけました。
「この家に住む人の顔をちゃんと思い浮かべながら仕事してるか?」
技術より先に、誰かの暮らしをつくっているという実感を大切にしてほしい。
それが、うちの会社でずっと変わらず大切にしてきたことなのだと、改めて気づかされた一日でした。
T工務店 代表
@t_koumuten · 5日前
入社した方には必ず、最初に聞くようにしています。「10年後、どんな自分でいたいですか?」
先日入社してくれた方は、「自分が設計に関わった家で、お客さまに喜んでいただきたいです」と話してくれました。
そのビジョンを叶えるために自分はどう動けるか。それを考えることが、経営の一番大事な仕事だと感じています。社員の夢を、会社の力で後押ししたい。ずっとそう思っています。
T工務店 代表
@t_koumuten · 1週間前
少し恥ずかしいのですが、正直に書かせてください。
今、一緒に会社を作っていける方を探しています。ハウスメーカーや建設会社で経験を積んで、「もっと深くお客さまと向き合いたい」「経営のことも学びながら成長したい」と考えている方がいれば、ぜひ話しかけてほしいです。
年収や肩書よりも、10年後の会社の姿を一緒に描いてくれる方と出会いたい。向こう数年は、経営の判断も、葛藤も、全部お見せします。右腕として、一緒に研鑽を積んでいただける方がいたら嬉しいです。
DMでもリプライでも、気軽に声をかけていただければ。
※上記は実際の投稿をもとにしたイメージです
03. 導入後の変化
採用成果
これまで
媒体・紹介会社を活用
ターゲット応募ゼロ
今回(SNS採用)
媒体費
0円
採用
1名
媒体費を一切かけることなく、ハウスメーカー経験を持つ20代の男性の採用に成功。
Threadsの投稿を見てDMを送ってきた方で、「年収ではなくビジョンで選びました」という言葉とともに入社されました。
結果を受けて
「Threadsで自分の想いを書き続けることに、最初は少し戸惑いがありました。でも、共感してくださる方が少しずつ増えてきて、それがとても励みになりました。
採用できた方が『お金よりビジョンで選びました』とおっしゃってくれた時は、本当に嬉しかったです。こういう出会い方もあるんだと、改めて気づかせてもらいました。」
担当コンサルタント:関口
「採用は、ブランディングである」
T社長は、発信すべき"コンテンツ"を最初からお持ちでした。それは豊かな経験と確固たるビジョン、そして社員一人ひとりのキャリアに向き合うという誠実な姿勢です。媒体費を使わずとも、代表の言葉そのものが最強の求人原稿になる—この事例はそれを証明しています。「共感で採用する」という発想は、特に中小企業にとって最も持続可能で、ミスマッチの少ない採用戦略だと確信しています。
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